皆さんこんにちは！
株式会社稲毛設備、更新担当の中西です。
さて今回は
～排水トラブル～
この記事では、給排水工事における起こりやすい排水トラブルの原因と対策、予防方法について、現場目線で詳しくご紹介します。
建物の快適性と衛生を支える給排水設備ですが、中でも「排水トラブル」は発生頻度が高く、居住者や施設利用者に直接的な影響を及ぼします。
目次
◆ よくある排水トラブルの種類と原因
1. 排水管の詰まり
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主な原因：油脂・髪の毛・異物・スラッジの蓄積
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発生箇所：キッチン、洗面所、トイレ、洗濯排水口
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施工要因
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勾配不足による排水不良
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継手のズレによる流れの妨げ
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配管サイズの不適合
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2. 悪臭の発生
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主な原因：封水切れ、排水管の破損、通気不良
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発生箇所：床排水口、トイレ、シンク下
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施工要因
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トラップ未設置・未接続
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通気管不足または誤接続
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長時間の使用停止による乾燥
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3. 漏水・水漏れ
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主な原因：パイプ接続部の劣化、施工不良、凍結
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発生箇所：床下、壁内、天井裏
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施工要因：
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シール不足（接着・ねじ込み）
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支持金具不足による配管たわみ
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配管保温の不備
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4. 逆流・オーバーフロー
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主な原因：排水経路の閉塞、豪雨による公共桝の逆流
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発生箇所：低層階の排水口、マンホール、屋外桝
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施工要因：
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非常用逆止弁の未設置
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排水経路の設計ミス
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枡の容量不足
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◆ 現場でできるトラブル防止策
| 対策項目 | 実施内容 |
|---|---|
| 配管勾配の確保 | 最低1/100以上の勾配設計と実測確認を徹底 |
| 通気管の適切設置 | トラップの封水を守るため、適所に通気管を設置 |
| トラップの種類選定 | 床置き・Pトラップ・Sトラップなど用途に応じて適切に選ぶ |
| 異物除去部材の設置 | グリストラップ・ヘアキャッチャー・防虫網などの活用 |
| 保温と凍結対策 | 屋外配管や寒冷地では保温材＋電熱ヒーター設置が有効 |
◆ メンテナンスの重要性
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定期点検：年1回以上の排水系統チェック（内視鏡検査含む）
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高圧洗浄：集合住宅や商業施設では定期的な清掃が推奨
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記録管理：トラブル発生履歴の記録と分析が再発防止に効果的
給排水工事における排水トラブルは、設計ミス・施工不良・使用上の管理不足のいずれか、または複合的要因で発生します。とくに「見えない場所」での施工が多いため、初期段階からの丁寧な施工と事後のメンテナンスが鍵を握ります。
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