皆さんこんにちは!
株式会社稲毛設備、更新担当の中西です。
“段取り8割”は本当?給排水設備工事を支える準備の力
「仕事は段取り8割」という言葉があります。
実際に手を動かす作業よりも、その前にどれだけ準備できているかによって仕事の出来が大きく変わるという考え方です。
給排水設備工事でも、この言葉は非常によく当てはまります。
図面を見る。
配管ルートを考える。
材料を揃える。
工具を準備する。
他業種と工程を調整する。
器具の位置を確認する。
こうした段取りが整っているからこそ、現場でスムーズに施工できます。
今回は、給排水設備工事における「段取り」の重要性について考えてみます。
★まずは図面と現場を確認する
給排水設備工事では、図面を確認することが基本です。
どこに水を送るのか。
どこから排水するのか。
器具はどの位置に設置されるのか。
配管はどこを通るのか。
こうした情報を把握します。
しかし、図面だけでは分からない部分もあります。
実際の柱や梁。
他の設備。
作業スペース。
現場の納まり。
図面と現場の両方を見ることが重要です。
⚙配管ルートを施工前に考える
現場に着いてから、
「どこ通そう?」
と考え始めると時間がかかります。
もちろん現場で判断しなければならないこともありますが、事前にある程度ルートを考えておくことが大切です。
他設備との干渉。
施工のしやすさ。
支持できる場所。
点検のしやすさ。
排水の流れ。
こうした条件を考えておくことで、現場での迷いが減ります。
★材料を工程ごとに準備する
給排水設備工事では、さまざまな配管や継手を使用します。
サイズが一つ違うだけで使えない場合もあります。
そのため、
✅ 配管の種類
✅ サイズ
✅ 継手
✅ バルブ類
✅ 支持材
を事前に確認します。
大量の材料を現場へ持ち込めばいいわけではありません。
狭い現場では、不要な材料があるだけで作業スペースを圧迫します。
必要なものを必要なタイミングで準備することが大切です。
⚒工具や消耗品も先に確認する
材料があっても、必要な道具がなければ施工できません。
その日の内容に合わせて、
レンチ。
切断工具。
電動工具。
測定用品。
必要な消耗品。
などを確認します。
高い場所や床下に入った後で、
「工具を忘れた」
となれば、取りに戻るだけでも時間がかかります。
作業内容を頭の中で一度イメージしておくことが大切です。
⚠排水は“先の流れ”まで考える
給水は圧力によって水を送る設備ですが、排水では水が流れていく経路を考える必要があります。
だからこそ、
「ここまで配管したら終わり」
ではなく、その先まで考えることが大切です。
どこへ流れるのか。
途中で無理な納まりにならないか。
他の配管と干渉しないか。
必要な高さを確保できるか。
後からルートを変更すると大きな手戻りになることもあります。
先まで見ることが重要です。
☺他業種との工程調整も段取り
給排水設備工事は、建物のさまざまな工事と関係しています。
例えば、
壁を閉じる前に配管を終える。
床を仕上げる前に必要な施工を行う。
器具を設置する前に接続部分を準備する。
このように、前後の工程があります。
他業種の作業が先に進んでしまえば、施工しにくくなることがあります。
そのため、現場監督や他業者との情報共有も大切な段取りです。
★器具設置から逆算する
洗面台やトイレ、キッチンなどを取り付ける場合、最終的な器具位置から逆算して配管します。
完成後にどこへ接続するのか。
必要な高さはどこか。
壁や床からどのくらいの位置か。
周辺に他設備はないか。
先に完成形をイメージすることで、施工位置を判断しやすくなります。
➡ 良い段取りとは、今の作業ではなく完成から逆算することでもあります。
⚠通水や確認の時間まで考える
配管工事では、施工したらそのまま隠して終わりではありません。
必要な確認を行い、問題がないことを見てから次へ進むことが重要です。
接続部分。
配管の固定。
流れ。
漏れ。
確認する時間まで工程に含めます。
「早く壁を閉じたいから」
と確認を急ぐのではなく、隠れる前に見ることが大切です。
⚖予定変更への対応も段取り力
現場では、予定通りにいかないことがあります。
他業種の工事が遅れる。
図面から変更が出る。
施工予定の場所に別設備がある。
材料の納品が遅れる。
そんな場合でも、
「今日できる仕事は何か」
を考えることが大切です。
段取りが良いというのは、予定通りに進むことだけではありません。
変更が出ても動けるようにしておくことです。
➡翌日の仕事まで準備しておく
一日の作業終了時に、
翌日の施工場所。
必要な材料。
必要な工具。
残っている作業。
を確認します。
朝になってから、
「今日は何する?」
ではスタートが遅くなります。
前日に少し準備しておけば、翌朝すぐに動けます。
特に材料が多い設備工事では、この差が積み重なると大きくなります。
⭐給排水設備工事でも“段取り8割”は本当
給排水設備工事では、配管を切ったり、接続したりする施工技術が重要です。
しかし、その技術を十分に発揮するためには準備が欠かせません。
図面を見る。
現場を見る。
ルートを考える。
材料を揃える。
道具を準備する。
他業種と調整する。
完成形から逆算する。
こうした段取りが整っていることで、手戻りやミスを減らすことができます。
段取りは仕事を早く終わらせるためだけではありません。
漏れなく。
正しく流れ。
長く安心して使える設備をつくるための準備です。
私たちも、「配管を始める前の仕事」を大切にしながら、一つひとつの給排水設備工事に取り組んでいます。
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